年末恒例「今年のベストバイ」系の記事を今年も書いてみます!生活にポジティブな変化をくれたアイテムやツールについて。
購入したのは去年だけど、今年から生活に導入したアイテムも一部あり。
- SUNNY フリーデイリー手帳
- Kleid Tiny grid notes B6
- Words make me notebook
- VATTENKAR ヴァッテンカール デスクトップシェルフ
- クリンスイ MD101
- マルシマ かつおだしの素
- 富士ホーロー角型天ぷら鍋
- ミニ仏具セット
- emmiのメッシュスニーカー
- 図書館利用カード
SUNNY フリーデイリー手帳
手帳。これがないと1年が始まらない!私はバリバリの紙手帳派です。走ることが好きな人、踊ることが好きな人がいるように、私は「書く」動作が好きだ。整っていようが殴り書きだろうが、手書きの字にはリアルタイムの即興のライブ感が出るのが面白いので、できるだけ残したいと思っている。集めたシールやマステを手帳にペタペタ貼るのも大好きだ。チケットやショップカードをスクラップもしたい。
ここ数年はEDiTの1日1ページ型を愛用していた。
手帳には主に、その日の行動記録やタスク、日記などを雑多に書いている。それには「1日1ページ」のフォーマットが適していると思っていた。でも全く書かない日が数日続くこともあれば、たった1ページでは収まりきれない1日だってそりゃある。そんなときは、たまたま空ページだった8月20日に9月13日の出来事を書くといった無秩序な使い方をしがちだった。
さすがに時系列順に記録したい。書かなくてもいいし、書くときはのびのびと気の済むまで書ける手帳がいい。
SUNNY手帳の紹介ページに「“たくさん書く日”と“ほとんど書かない日”がある人にもおすすめです。」とあるとおり、今の私に打ってつけの手帳だった。カバーの色、風合いもやわらかくてかわいい。
月間カレンダーのあとは366ページのフリーノートページがある。日によって文量に波があっても全く問題ない。1週間ほど書かない時期もあったし、数ページに渡り旅行記録やライブの感想を書いたりもした。
週間ページが無いのが不便だったけど、無ければ作ってみるかとザザッとマーカーを引いて毎週作っている。これでわりと十分。
巻末のウィッシュリストは、年始や思いついたタイミングに書きとめるものの、見返す習慣がないので放置しがち…。来年は見返す日をちゃんと作りたいな、毎月一日とか。
来年はグリーン!なめらかな革財布みたいなビジュがかっこよくて選んだ。
Kleid Tiny grid notes B6
私は使えるノートがとても限られている。
まず無地はダメ。何をどこにどう書けばいいかわからなくて不安になるから。ガイド線として横罫か方眼罫は欲しい。でも罫線が濃いとダメ。線がうるさくて気が散るから。そして紙が漂白したみたいに真っ白なのは無理。チカチカして眩しいから。せめてクリーム系の色がいい。
…といった具合で注文が多い。
しかしkleidはそれらをすべてクリアしていたノートだった。紙はクリーム色。罫線は淡くてひかえめなピンクで主張しすぎない。書き心地も抜群で、なめらかでありながらゲルインキ系のペンでも適度に引っかかりがあり書きやすい。クラフト感があってザラふわな手触りの表紙も好き。
文フリに出す本のアイデアの書き出しや、思いついた文章のメモにこのノートを使った。B6サイズだとカフェの小さいテーブルでも広げやすくてよかった。
Words make me notebook
自分だけの名言集つくろうぜ!なノート。
良いなと思った文章やことばをノートに写経する習慣はもともとあるんだけど、見返しやすいフォーマットでいいなと思い買ってみた。
折に触れて読み返したい、心身に染み込ませたいことばを採集している。本の抜粋であったり、実生活やネット上で見聞きしたり、実際に掛けてもらったことばだったり、詩や歌詞とか、いろいろ。
1番目のページには、過去に友人からもらって嬉しくて泣きそうになったことばを迷わず書いた。まだ20にも達してないけど、このノートが心のお守りになってきている。たまに読み返すと、自分がどんな想いに支えられて生きてこれたのか立ち返られる。
VATTENKAR ヴァッテンカール デスクトップシェルフ
現状とくに困ってないけどあれば便利そう?と思い買ってみたもの。結果とてもよかった。デスクの幅が足りなかったので斜めに設置。
ペン類が全部浮いた!紙やノートをデスクにめいっぱい広げられるようになった。上段にはIKEAの商品ページの写真みたいに、植物とか雑貨とかおしゃれに飾ってみてぇ〜〜と憧れたけど、ほぼ本で埋めてしまった。好きなもので隙間を埋めて楽しんでいる。
クリンスイ MD101
クリンスイを知ったのは毎週愛聴しているPodcast番組、OVER THE SUNでのこと。
それまで、飲用水はミネラルウォーターのペットボトルを買い置きしていた。もしかして蛇口に浄水器を取り付けちゃったほうがコスパ良さそう?と思い、年間の飲用水の買い置き費用と、クリンスイのカートリッジの費用を比較。クリンスイに軍配が上がったので導入してみることに。
まずびっくりしたのが水の味。水道水臭さがゼロ!おいしい!そしてペットボトルのゴミが削減!飲用水は定期的に箱買いしていたから、配達員さん(女性も含む)に重たいダンボールを運ばせることが毎度申し訳なかったけど、それも無くなった。冷蔵庫内を堂々占領していた2リットルペットボトルもいなくなった。蛇口をひねれば飲み水が出てくるのは想像以上に便利。いちいち冷蔵庫を開けて出し入れすることがなくて。お茶やコーヒー、料理、炊飯に、とにかくお世話になりまくっている。
マルシマ かつおだしの素
小豆島旅行でお土産を選んでいたときに友人が勧めてくれたもの。
普段、味噌汁を作るときは粒状だしに頼りがちだ。便利だけど、ちょっと味が平坦かな…と物足りないときがある。このかつおだしの素は風味がしっかりしていて旨みがあり、いつもの味噌汁がガラッと味変を遂げて驚いた。ポテトサラダに混ぜ込んでみてもとても美味しかった。
使い切ったとき、友人に島から定期便を送ってもらわなきゃいけない…??と一瞬考えた。けどありがたいことにKALDIの店頭でも買えるし、楽天に公式ショップもある。今は台所に常備している。
富士ホーロー角型天ぷら鍋
天ぷら鍋、あればいいな〜〜〜〜と思い続けて数年経ったと思う。揚げ物は年一回作るかどうかの頻度。しかもフライパンを傾けて、温度計は無いので勘で揚げていた。
これは鍋、網、バット、温度計が一揃いしてて収納も省スペース。揚げ物初心者キットと言っていい。まだ片手に収まるくらいしか使ってないけど、揚げ始めると楽しくて一度に大量生産している。年越しそばにもこれで作った天ぷらを乗っけるつもりだ。
皆さんの好きな天ぷらはなんですか。私は春菊、舞茸、山菜類です。
ミニ仏具セット
2020年に母が他界したとき、私は手狭いワンルームに住んでいた。ウルトラ狭(キョウ)!!閉(ヘイ)!!ってなもんである。
なので遺影を置くスペースが無かった。それに葬儀の後、母が生前に私たちきょうだいについてどんな像を抱いていたかを叔父から聞いたときに、どうしても怒りと悲しみが湧き上がってしまう点がひとつあった。だから物理的にも精神的にも、私の部屋に母のスペースを作りたくなかった。作る余裕がなかった。遺影は兄に持ち帰ってもらった。
同居(していた)家族が亡くなるのは初めてだった。暮らしながらわかったのは、亡くなった後もその人との対話は続くということ。父や親族から過去の母の話を聞いたり、家族のことを書いた本を読んだりしながら、母を捉え直し、生前に掛けられたことばや振る舞いを問い直す時間を重ねていった。これは意識的ではなく、生活のなかで自然と漉き込まれた時間だった。そうするうちに、あのときの怒りと悲しみも鎮火していった。
そして去年の冬あたりから「お母さん、そろそろ居てもいいな」と徐々に思えてきた。あれから引っ越したので部屋も広くなったし。
…という長い前置きがありつつ、購入したのがこの手元供養セット。モダンで和洋とも馴染みがよく、省スペースなのも良き。仏具を揃えたり立派なお仏壇を設置しなくても、格式ばらずに供養ができる時代になったんだな〜と思う。花立に活ける花を選んだり、母が好きそうな食べ物をお供えするのも生活の一部になった。
emmiのメッシュスニーカー
ゴツい白スニーカーが欲しいよドラえも〜ん!!の気持ちから探し回って選んだもの。マイルドなゴツさとくすんだミントグリーンがかわいくて、第一候補に選んでいた。
数日かけていろんなショップを行脚したものの「結局どれがいいのかわからない」に陥ってしまい、このスニーカーがある百貨店へ戻ってきた。その日は日中歩き通しで足がズンと疲れていたのに、試着してみると低反発のクッションが効いて「えっ まだ全然歩ける!!」となれたのが決め手になった。靴選びは足が疲れてるときこそベストタイミングなのかもしれない。
丸一日歩いても疲れずグングン歩けてとても気に入ってる。今年はこのスニーカーでたくさん遠出できた。
図書館利用カード
これだけ公共サービスの話。
私の家からは図書館が近い。自転車で1分だ。しかし立地が生活動線上ではないため、図書館に行こう行こうと思いつつ、思ってただけで2年経ってしまった。
夏のある日、仕事から帰ってもまだ外が明るくて体力も余っていたので「行ってみるか。」と自転車に跨った。
最後に公立図書館を利用していたのは高校生のとき。約20年ぶりに利用カードを作った。発行されたカードと一緒に、IDと初期パスワードを渡される。図書館の利用者ページにログインすると、読みたい本のリスト作成や、本の予約が簡単手軽にできるようになっていた。Amazonや楽天のカートに入りっぱなしの、ほしいものリストから何年も動かない本たちを検索し、どんどん登録していった。最寄りの図書館に所蔵されていない本は、区内の別の図書館から取り寄せできる。予約した本が届くとメールでお知らせが来る。なんて便利な時代なんだ〜〜〜!!と感動した。
大人になって図書館を利用してみて、ありがたいところはたくさんあった。
興味は惹かれるけど購入には至らない本を気軽に読めること。
買おうか検討している本をお試しで読めること。
返却期限があるため読まざるを得ない状況を作れること。
物価高は本も例外ではなく、いまや新書が1000円越えなのが普通だし、ソフトカバー本でも2000円近いことが多いし、訳書は3000〜4000円するし(泣)。本を所有するには金銭的にも物理的にも制約があるなかで、手軽に幅広い分野の本にアクセスできる環境が生活にあるのはなんて恵まれてるんだろうと思う。
読んでみて「思ってたのと違った、買わなくてよかった…。」という本もあったし、購入を決めた本もあった。私は凄まじく遅読なので(有料で速読を習い訓練したこともあるけど、全く肌に合わず諦めた)、ほとんどは読みきれずに返却している。とくに小説は昔っから苦手意識が拭えなくて、短編ですら読みきれることは極稀...。けどそれらのことは別に問題と捉えていない。いっときでもその本と関わりを持てたことが大事だと思っている。数年後に出合い直したらスルスルと読み切れた、なんてことも過去に何度かあったし。
ある日借りてきた本たち。館内に海洋プラスチック問題の特設コーナーがあり、そこに並んでいたFRAU。FRAUにSDGSのシリーズがあるの知らなかった。
最近借りた本たち。買うには勇気と場所の要る、大型ハードカバー本だって借りれちゃう。
今年はこんな感じです!
時期を逃して買えなかったけど来年こそは買いたい〜!というアイテムが既にいくつかあります。来年の記事ではそれを書けるといいな。
では皆さま、よいお年をお迎えください!