2月28日に行われたROUND.8、個人的に胸が熱くなり込み上げてしまった2チームの感想です。書きっぱなしのままアップするのをすっかり忘れておりました…
SEPTENI RAPTURES
youtu.beアキヒコさんのディレクター退任の報が衝撃だったRAPTURES。後任はRIRIKAさんが務め、このROUND8から新体制で臨むことに。
Funky YUIさんがロッキンを主体に作った今作のテーマは「RAPTURESの冒険」
まずこの世界観と衣装が、今のRAPTURESにドンピシャ超絶ハマってた!
冒頭のKANATOさんの、「あれなんだ?!行ってみよう!」という表情で一歩を踏み出した瞬間から一気に引き込まれた。足を前へと踏み出すステップ、障害物を飛び越えるようなジャンプ、何かを探すような指差しなど、探検隊の仕草とロッキンの振りが素晴らしくマッチしてた。
洞窟を進んだ先に見つけた宝箱。宝箱を渡すと、優弥さんのソロへ。そして優弥さんをセンターに全員のユニゾン。MiYUさん以外のメンバーがセンターで踊っているのも新鮮でしたし、センターで踊る優弥さんを見たいとずっと思っていたので、作中の展開的にもおいしい場面でそれが叶って嬉しかった。
宝箱をきっかけにスピードアップ!YUIさんが宝箱に座ってからの、ワーーーーーッとにぎやかに畳み掛けてくる展開が最高!この間のYUIさんの表情や仕草もすごく好き!雑念が全部頭から吹っ飛んで「楽しい!!」で満たされた。
宝箱を開けると聞こえてきたのが、YUIさんの師匠であるトニー・ゴーゴー氏の言葉
「We are RAPTURES
Don't be afraid everybody
C'mon! Just have Fun!」
RAPTURESがこの作品で一番伝えたかったメッセージであり、シーズン開幕から出口の見えない苦悩の中で戦ってきたメンバー自身が見つけた宝物。
このメッセージに「We are RAPTURES」を添えてくれたことに思わず涙が出ました。「私たちがRAPTURESです!」とメンバー全員が声を揃えて胸を張って言ってくれたように聞こえたから。危険が付き纏う冒険の旅に出ている友人が、旅先から送ってくれた手紙のようにも感じてしまった。ここにちゃんといるから何も心配しないでね、元気にやってるよって。
今だからささやかに打ち明けてしまうと、私は20-21シーズンのRAPTURESにはかなり惹かれていました。明るくエネルギッシュな女性陣と穏やかでスタイリッシュな男性陣の絶妙なパワーバランスに一際魅力を感じてた。とくにセンターで前後左右に並び立つことの多かったMiYUさんとYOUTEEさんのことは、同じチームで躍ってることが奇跡のようなシンメだな〜…!と思いながら眺めていました。
KEINさんはRAPTURESを「デコボコでカラフル」と評していました。だからこそなのか、振りをタイトに揃えたり、群れになってこちらに迫ってきたときのエネルギーは格別だった*1。そのエネルギーをぶつけられたときの、頭も体も歓喜で沸きあがる感覚が堪らなかったんです。なのでKEINさんの退団と、YOUTEEさん、AITOさん、RAIKIさんの移籍を知ったときはちょっとショックでもあり寂しくもありました。
そして新メンバーが加入して迎えた今シーズン。YOUTEEさん達は移籍先のチームで自身の持ち味を十分発揮しながら活躍する一方、思うような結果を残せず悔しさを募らせていたRAPTURES。
RAPTURESはメンバーが半分近く入れ替わり男女比もガラッと変わって、昨シーズンまではハマっていた作風やスタイルが、今シーズンから通用しなくなった部分もあると思います。今ここに揃ったメンバー、このチームに、何がハマるのかを模索し直す必要があって、今はきっとその期間なんだ…。そう捉えていましたが、やっぱり歯痒い気持ちはありました。
だからこうして、今のRAPTURESからこんなにも楽しくて心震える作品をもらえたことが何より嬉しかった。RAPTURESの強みって、自分たちを応援しているファンがいることに確かな自覚があり、かつファンを信頼していることだと思います。だからファンへのメッセージを芯として、自信を持ってこの作品を作れたのだと思う。
↓ハリウッド大作映画のポスター風のジャケ写も良い!笑 今作はスタンディングオベーションしたいくらい超大作で名作で傑作でした!これぞBe The Oneだったよ〜!!
avex ROYALBRATS
今作のメインはかばおさん。
かばおさんは昨年9月まで社会人3年目の会社員だったそう。「ダンサーになっている自分を想像したことがなかった*2」というかばおさんにとって、Dリーガーへの転身は、楽曲の歌詞にもあるとおりまさに一世一代の「銀河に船出」だったことでしょう。銀河と言えば響きはいいけど、そこは床も天井も果てもない真っ暗闇。そんなところへの船出を決意するかばおさんの心情や葛藤の物語を、表情や振付、楽曲の歌詞などの随所から垣間見れたのが今作でした。かばおさんのTHE代表作!と呼べるくらいの熱い力作だった。
船出へと踏み出す緊張と高揚を思わせるドラムのキック音。「さらに進むための左足」を恐る恐る踏み出すと、顔は俯いてる反面、弱かった足取りは一歩一歩を踏み出すたびに力強くなっていく。
終盤でポストイットが紙吹雪になり舞った瞬間、目頭が熱くなった。スーツに貼りまくってあるポストイットは重圧や不安などのシンボルのようなものだと思うんですけど、それらからの解放と、船出に向かうかばおさんへの祝福との二重の意味が持たせてあるように感じたからかも。ラストでジャケットを雑に放り投げたのも、やけっぱち感がありつつ潔くてかっこいいじゃないすか…!
Dリーグにはこれまでもロッキンが主軸の作品はいくつかありましたが*3、きちきちっと揃ったユニゾンが魅せ場になっている印象が強く残ってます。
でもaRBの今作は、泥臭さのする作風に合った荒(粗)さがあって、それがすっっっっごくかっこよかった!サビの歌詞「鍵かけた胸開く」が、かばおさんの得意ジャンルLockin'に掛かっている(鍵だけに)のがまたニクい…!!
*1:RAPTURESの過去のパフォーマンス動画はこちら→SEPTENI RAPTURES - YouTube 私はROUND5〜9が好きで何度も観てます
*2:
【ROUND.6欠場】ディレクター、選手の思いとこれから - YouTube
*3:【D.LEAGUE】ROUND.6 SEPTENI RAPTURES / Dai-ichi Life Ⅾ.LEAGUE 20-21 ROUND.6 - YouTube
【D.LEAGUE】ROUND.9 CyberAgent Legit / Dai-ichi Life D.LEAGUE 20-21 ROUND.9 - YouTube