3月21日に行われたROUND.9で印象に残ったチームの感想です。
Dリーグの公式YouTubeチャンネルに、チーム別の煽り映像と入場シーンがアップされなくなってしまったので、記録として煽り映像でのメンバーのコメントを簡単にまとめて添えました。
この感想は各チームの舞台裏映像や作品の解説動画を未視聴の状態で書いてます。ので、作り手の意図とここの感想とでズレはあると思われます。
LIFULL ALT-RHYTHM
・タイトル:「LIFE」
・SPダンサー:三東瑠璃さん
・煽り映像出演:森井淳さん
・「アルトリが目指しているものは、観た人にとって全てが正解なダンス。語感を刺激するようなダンス。それを求めてます。」
・サムネの絵力が強い〜〜〜!!絵画のよう…構図がいい…
・入場シーンで三東さんの広げていた新聞にペイントされてた「LIFE」の文字が四角い太字でオレンジ色だったこと、他のダンサーが新聞紙を加工したような衣装を纏っていたことが重なってか、アメリカのニュース誌「LIFE」が頭に浮かんだ。
・三東さんがルームウェアな衣装だ…アットホーム…まさに(?)ライフル…というヘンテコな連想も頭に。こないだ引っ越したんですけど部屋探しはホームズでお世話になりました。何の話。
・以下、頭に浮かんできたイメージです。
・新聞チーム(新聞衣装のメンバーを便宜上こう呼ばせてもらいます。そのまんますぎるネーミングでもうしわけない。)は、回っている日常、世界のようなもの?隊列を成して、皆同じ方向を向いて、今日も規則正しく動く。でもある日、そこに異変が(0:16〜ひとり足を止める直也さん)。
・0:38〜オルゴールのメロディーの後ろで不安な音が鳴り始める。0:42〜ある記事にハッと目が止まったような三東さん。不穏な空気が濃くなっていく。ここの、ガラッと急に展開するのではなくじわりじわりと忍び寄ってくるように不安感が高まっていくところに、ぐーーっと引き込まれた。
・1:15〜新聞チームの伝言ゲーム。伝言ゲームって人数多ければ多いほど最初(一次情報)と最後(受け手)でギャップができるよね、ゲームだからそれを面白がれるけど現実の報道では全く笑えないな…などと考えた。確かなものかも怪しい伝言に、すぅ〜っと吸い込まれるようなCalinさん。
・1:23〜壁越しに耳をそばだてるような新聞チーム。
・1:38〜目を覆いたくなるような光景に耐えられず一人また一人と倒れる。倒れて、回って、また正面を向いて、倒れて、回って…を繰り返す。倒れて、傷ついて痛くても、それを抱えたまま最後には笑う。自然に笑うというより、笑顔をつくる。
・1:46から最後まで、鳥の囀りと銃声が一緒に鳴ってることにゾワっとした。「平和」と「戦争」が共存して世界が日々回っているような歪さと、その二つの間にある大きすぎる隔たりのようなものを、三東さんと新聞チームのパフォーマンス、そして音楽から感じた。
・そして2分20秒もの間、三東さんをブレずに超安定して支え続けた淳さんにオーディエンスポイント20点付けたいです!!!なんつーフィジカル…!
FULLCAST RAISERZ
・テーマ:「AFRO BUCK」
・煽り映像出演:GRINDさん
・「アフリカでAFROダンスとKRUMPダンスを融合したダンススタイルがあり、それを取り入れました。今までにやったことのない動きが多くてそれをずっと練習してきたので、そこを見てもらえればと思います。」
youtu.be・メンバーが登場してまずびっくり。「あのレイザーズが!!細いぞ??!?!!!」
・レイザーズってガタイがデカくて厚みのある印象が強かったんですけど、今まで勝手に目がそう映してたのでは…と思い直しました。普段とは違う体の動かし方や衣装の効果なのか、今回のレイザーズはすごく細見え。
・KILLAさんが最前に立つと絵にグンと説得力増すよね…今シーズン、私のなかでKILLAさんの存在感がすごく高まってます。
・しなやかでバネのある筋肉の動かし方と、曲線的な体の使い方に見入った。ストンプ、チェスト、スイングの全部を、めちゃくちゃ丁寧に加減してる…!と思った。「ゴリゴリ」と「血気」を削ぎ落としてトライバルな要素を取り入れた、本流から派生して生まれた新しい流派のKRUMPという感じ。
・1:40〜GRINDさん→KTRさん→KILLAさんと続くソロ、上半身はクランプの動きなのに下半身はステップ(AFROダンスかな?)を踏み続けてるのが面白くて楽しい!レイザーズの作品はサイファーのシーンがくると「きたきた!!」とアガれる。
・レイザーズはTwiggz famが原型にあるからか、今回のような部族の祭り的なファミリー感の強い世界観とも相性良いんだな〜と、またひとつチームの魅力を発見できた作品でした!
dip BATTLES
・テーマ:「BIKER」
・煽り映像出演:Rihoさん
・「OLD SCHOOL愛の強いメンバーが中心となり、POP•LOCKを自分たちなりにスタイリッシュなOLD SCHOOLとして表現。」
・「シルエットから指先まですごくこだわっていて、好きな人にはとことん好きな、またNEW SCHOOLの方でも『カッコ良い』『渋い』と思ってもらえるような作品。」
youtu.be・まず小物含めて衣装がパーフェクト似合っててすごい。バトルズはROUND4のようなちょっとコテコテな衣装から、今回みたいに選ばれし者しか着こなせない激渋な衣装も当然のように似合っちゃう。すごい。
・そして曲がさ〜〜〜〜曲がまた渋くてかっこいいよ〜〜〜〜〜〜…。バトルズは約束してるかのように毎っっっ回曲がかっこいいです…。ラウンド翌日の楽曲配信がすっかり楽しみになっちゃってます。
・冒頭の、エンジンをブルンブルン吹かすようなドラムとギターの乾いた音がかっこいい。小さい頃に父親にバイクで幼稚園送迎してもらってたときの記憶が蘇りました。何の話。
・なんと言っても度肝を抜かれたのは1:12〜のRihoさん。ステージの端から端までを側転→側転→バク転で軽々と移動してみせるという…!しかもライダースタイルの衣装でそれをするのは反則!かっこよさが飽和してるわ!!
・その直後のChris Ackeyさん、体を斜めに傾けた体勢で素早く回りながら移動するのもすごい…!
・そんな二人を「おーおーやってんねぇ」みたいな感じで面白そうに眺めてる6人の仕草も良い〜
・グラサンを放り投げて始まるデッドヒート。ここからのChrisさんの表情の演技すごく好き。
・1:30〜オラオラなデッドヒートからユニゾンへと自然に切り替わるここ〜!ここめっちゃ好きです!!照明もすごく好き!
・1:35〜後半へ向けてギアが上がっていく曲の展開も相まって、KENSEIさんきたー!!!感やばい。1:45のKENSEIさんの手首ぶらんの余韻もやばい。KEISEIさんが一人センターで踊ったのはこれが初めてだと思うんですけど、ぜひもっと見ていたかった。
・散々危ない走りしといてその終わり方www仲良くなっちゃったwwww
・頭から終わりまで気持ちが途切れずどんどん高まっていって、スカッと楽しい気分なれる作品でした!全体的に見やすい構成で、Rihoさん、Chrisさん、KENSEIさんには個々の見せ場もあって良かった。「ウチのこのメンバーのここすごいから見て!!!!」っていう見せ場は大好物です。