二人乗りの自転車はどこまでも行けたのさ

取り留めないことだらだらと

【Dリーグ20~23 テーマ別作品まとめ】雨/ゲーム/バスケットボール

Dリーグ22-23シーズンが閉幕して早4ヶ月(!)ですね。

CSの余韻を引きずったまま過ごしていた5月のある日。その日は雨がしとしと降っていて、洗濯物を部屋干ししながらふと思ったんです。「そういえば“雨"がシチュエーションの作品ていくつかあったなぁ……」「あっ 今までの作品をテーマ別に集めて並べたらおもしろいのでは?」と。

というわけでテーマ(シチュエーション)別に作品を集めてみました。記憶を辿って集めたので漏れがあるかもしれません。あの作品忘れてるよ!があればぜひ教えてください。作品ごとにイメージをぼんやり喋ってますが私自身はダンス教養ほぼゼロだよ!

今回は「雨」「ゲーム」「バスケットボール」で集めてみました。

 

 

 

 

Rainy Friends

youtu.be「雨の日の遊園地」がテーマ。このシーズンではROUND.1ぶりにTAKUMIさんがクリエイションを担当。しっとりと雨露に濡れた遊園地に、雲間から陽光が差し込んでパァッと輝く、みたいな情景が浮かんできてとても好きな作品。衣装が2セットとも外部のイベントなんかで着ても映えそうなので、もっと着ちゃえばいいのに…!と思っています。

 

 

Mirror

youtu.be20-21シーズン作品「Ripper of Mirrors」*1の続編。

youtu.be照明による演出や二面、三面鏡の見せ方など、あらゆるポイントが一作目よりグンとパワーアップ。とても複雑で神経を使うことが毎秒行われてる気がする…!けどそれが気に掛からないほど強い没入感!Infinity Twiggzさんの役の入り込みっぷりたるや…。ホラーな世界での苦しみ、もがき、操られることへの抵抗…なんかの表情や動きと、クランプの相性が良すぎる〜…!!腕が胴体を突き破るラストやばば。RAISERZはダークな世界観も合うなぁ。

 

Lucky

youtu.be22-23シーズンのI'moonのなかではすごーーく胸に残った作品でした。傘を使った仕掛けも面白く、華麗さと強さを両方見せつける展開も好きです。雨空だろうとレインコート翻して華麗にかわいく舞ってやろうじゃん!みたいな前向きな気持ちをもらえる。中盤の、雨音をバックにMaariさんをセンターにして「止め→動き」を繰り返すところかっこよくて好き。ダンス関係ないけどHarukaさんとHinaさんがレインコートをオーバースローでぶん投げるところもスカッとして好きです。来季の新生I'moonも楽しみだ〜〜〜!!!

 

LIFULL ALT-RHYTHM

HOPE

youtu.beSPダンサーにKosukeさんを迎えた、雨シチュエーションの作品。偶然にもラウンド当日の東京も雨でした。楽曲(Mask)がオリジナルとRound ver.とがあり、Round ver.の方は冒頭に雨音が入ってます。衣装もレインコートを羽織ったり、濡れ髪を表現したヘアメイク。五体の動作の美しさや繊細さもそうだし、自然な表情の表現にも魅入られます。一時期は雨が降ると必ず聴いて/観てました。

 

 

 

ゲーム

NEO TOKYO

youtu.beとくにゲームがテーマの作品ではなかった…はず…。なんだけど「SEーーーーGAーーーー」が初見でインパクトありすぎて頭にこびりついてたので選出。SEGAサウンドロゴ強い。2:43でTAKIさん(TJBBデビューおめでとう!!!!!)をセンターに、爪先で止まるとこ好き!!ついさっきまであんな激しく動いてたのに、勢い全部無にして爪先でビタ止まりするの凄い…

 

 

KOSÉ 8ROCKS

GAME ON

youtu.beSPダンサーにREAL AKIBA BOYZの涼宮あつきさんをお迎え。冒頭の2GOOさん(左奥、黄色いキャップ着用)の動きがダントツで8bitっぽい懐かしさを感じました。そして人間自転車!ウィーンガシャン‼︎してドッキングするところ鮮やかすぎる。あつきさんのコミカルなキャラクターを前面に出した、今振り返ると8ROCKSには珍しい毛色の作品だったな〜と思います。

 

avex ROYALBRATS

8bit dancing

youtu.beロエベのアレ*2だ〜〜〜!!!と衣装にびっくり。液晶画面を見てるのに、白シャツだけブラウン管のピクセルに見えて脳がバグる。何度観ても0:22〜で「揃いすぎて恐い」「楽しい」「面白い」「曲が好き」「揃いすぎエグ」といろんな感情がそれこそテトリスみたいにドカドカ降ってくる。上半身のブレなさ!0:44〜で十字キーを模してたのにはニンマリしました。

 

LIFULL ALT-RHYTHM

ZONE

youtu.beカリムさんとNikiさんがプロゲーマー、calinさんたちがその操作キャラクター(アバター?)という配役。淳さんと直也さんの衣装デザインがNEO黒子って感じで黒子界でも屈指のスタイリッシュさなのでは。舞台作品のような構成が実験的&挑戦的で、Dリーグの作品性をまた一つ開拓してしまった作品。背景に、囲いに、奥行きや緊迫感の演出にと、効果的で巧みなパネル使いにも目を見張りました。来季もどんな挑戦作を持ってくるのか楽しみ!!

 

 

 

バスケットボール

avex ROYALBRATS

ダムダムダム

youtu.beJUMPEI さんとKooDaさんが振り付けを担当。挑発的で柄のワルそうな表情が良き!とくにShiggyさんは、にこやかにほわぁ〜…とマイナスイオン発してる印象が私にはあるので、こんな顔もするのね!と。1:08〜でKooDaさんが7人のフロアムーブを統率しながら踊るとこ好きです。

 

 

 

KOSÉ 8ROCKS

MadDunkFunk

youtu.beスピード感!爽快!!シュート音の音ハメもまた気持ちいい。ボール回ししながらのパフォーマンスもさすがすぎる…

後にBリーグのハーフタイムショーでも披露されました!

 

 

MadDunkFunk 2

youtu.be前作がスピードタイプなら今作はパワータイプって感じ!前作よりも音が強くて重めで(床にボールを叩きつけるような音も聞こえる)、それが振りのニュアンスにもしっかり表れてるんだな〜と比べて観ると感じる。

0:54〜Ryo-spinさん、ヘッドスピンしながら「ドン ドン」の音に合わせてバウンド→ビタッと止まって3人でトーマス合わせに入れるところほんっっっっと意味わからん!!笑

 

SEPTENI RAPTURES

[OPENING WINNER SHOW]

youtu.be20-21シーズンROUND.10のオープニングで披露された作品。

20-21、21-22シーズンでは、ラウンドで優勝したチームは次のラウンドのオープニングでWINNER SHOWを飾ることになっていました。この作品は元々ラウンドで踊る予定でしたが、8ROCKSに同じくバスケットボールをテーマにしたMadDunkFunkを先に出されたことで、ネタ被りを避けるために一旦お蔵入りに。

そしてROUND.10ではハーフタイムショーをコンセプトにした作品を踊ることになり、そこで「オープニングでバスケットボール→ラウンド本編で試合のハーフタイムショー」のストーリーを作ろうというアイデアから披露されることになりました。お蔵入り回避できてよかった…!YOUTEEさんのソロかっこいいなぁ、ボールが無いのにちゃんとボールがある。バスケ経験者なのかな。

 

Another Game

youtu.be映画「ドラムライン」を元に、試合のハーフタイムショーをテーマにした作品。20-21RAPTURES作品のなかではいちばんシンクロを押し出したものになってます。揃いっぷりが快感。横一列で手繋ぎしてから知恵の輪みたいにくぐらせて、すると▽のフォーメーションがいつの間に出来上がってるのマジでどうなってるの…

 

ON FIRE

youtu.be前述のWINNER SHOWの作品について「ラウンド本編のバージョンも観たい」というファンの声を受けて制作された作品。冒頭のカメラワークが映画か?!ってくらいかっこいいよ〜〜!休憩も挟んで、後半からアクセル踏み込んでさらに追い上げていく構成も好きです。

 

 

 

 

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*1:鏡を題材にした作品を出すaRBに、同じラウンドで敢えて同じネタをぶつけて挑んだ意欲作でした。

【D.LEAGUE】ROUND.3 avex ROYALBRATS / Dai-ichi Life Ⅾ.LEAGUE 20-21 ROUND.3 - YouTube 初代aRBのディレクターRIEHATAさんはDリーグを盛り上げるために、レギュラーシーズン全12作品のネタを全チームに予め明かしていたそうです。

*2:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/14/news144.html

D.LEAGUE 22-23 ROUND.9感想

2月22日に開催されたD.LEAGUE 22-23 ROUND.9

RAPTURES、8ROCKS、Legitの感想をおしゃべりします。

※この記事はROUND.10の前に書き終えていたのですが、うっかり寝かせたままにしちゃってました…。ROUND.10どころかCSも終わっちゃいましたが、せっかく書いたのでアップしました。

 

この日はROUND.3ぶりに現地観戦してきました!

赤コーナー寄りのA席(3階第1バルコニー)で、こんな視界でした。

親子席エリアだったようで、周りの子どもたちの声援がも〜〜とにかくパワフル。LUXファンらしい子が「おかあさんRAISERZの旗振らないで!!」とガチギレしてるのが聞こえて吹き出しそうになったり。KDとaRBの旗を振ってる子が多かったかな。

ROUND.9の結果はこちら。

第一生命 D.LEAGUE 22-23 ​ROUND.9 結果 | D.LEAGUE(Dリーグ)

SEPTENI RAPTURES

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youtu.beテーマは「探検隊」 対戦相手はMONOLIZ*1

ガッツリ汚しの入ったメイクと衣装が良きです。チームで一番体格の大きいTORAさんが一番軽装なの良いな、なんか味がある。

三脚の脚は上段の太い方から伸ばして…!!(元カメラ用品販売員の叫び)

youtu.be今季のRAPTURESの作品ではぶっちぎりで好きです!!身も心も前のめりで見入ってしまいました。

メインのMiYUさんは手ぶらで、7人にはバラバラの探検アイテムを持たせて。そのアイテムの取り回しで7人のキャラクターを見せてたのが超良かった。誰が何のアイテムを担当するか、どうイメージして決めたんだろ。「静」で始まり「静」で終わる構成も良かった。

1:02〜ほぼ暗闇の中、シャッター音とウィスパーボイスだけでカチッ カチッ と止まりながらガチ揃え。緊張と興奮と高揚がまとめて一気にやってきて最っっ高でした。会場も超沸いてた。男女混合チームで身長差も体格差もあるメンバーが集まってるからこそ、タイトに揃えてきた瞬間の興奮が格別…!(エンジン*2の中盤の、全員がギュッと固まって揃って踊るところも大好きです)

1:14〜優弥/YUYAさんのフロアが凄い。あの体勢からあんなきれいにふわっと跳んで着地できるもの…??

1:44〜AYUMIさんのランタンを使った照明の見せ方が面白い〜!

やっぱりMiYUさんってどこまでもセンターが似合いますね…。8人の中心に立つと、ステージ全体が一気に引き締まってかっこよくなる。

 

そしてこのROUND.9で、RAPTURESはやっとやっと今シーズン初勝利を掴みました!!しかもMiYUさんはMVDに!!おめでとう〜〜〜!!!!!!

感極まって固まるMiYUさんに真っ先に花歩さんが歩み寄って、抱き合う二人に涙腺ゆるゆるになりました。MONOLIZが退場した後も花歩さんは一人残って声を掛けてた。

いっとんさんとTORAさんがワーッ!と、これ以上なく嬉しそうに花道を指差して、みんなでゆっくり歩いて帰っていく姿もじんときた。一戦目からなんてドラマチックな展開なのか…。

 

楽曲の歌詞もとっっても良くって、未読の人は頼むからすぐ!はよ!読んで!!気持ちです。

モンスターとはRAPTURESのことだった。過去の弱い自分を脱ぎ捨てた、勝利に飢えたモンスター。

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KOSÉ 8ROCKS

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youtu.beYOUTEEさんクリエイション作品ということで、とっっっっっても楽しみにしてました!!彼の好きな世界観とブレイキンを掛け合わせた作品とのこと。

対戦相手はKD*3

ちなみにYOUTEEさんが入場して下手に捌けるとき、ステージの床にプリントされているKDのチームロゴの埃を払ってから、人差し指を唇に当ててから空を指すポーズをしてました。カメラが映してないところで粋なことするなぁ…。

 

youtu.be YOUTEE大先生………ッッ!!!と天を仰ぐしかない。あまりにも良い。テーマパークのショーでも観てるのかと!

0:19〜5人の紳士、ドラムのアクセントの音取りがかっこいい…

0:29〜ベンチから立ち上がってステップを踏み出すYOUTEEさん。ここ、この瞬間、生で見たとき、ほんとやばかったんです(語彙が突然死)。踏み出した瞬間、シルエットといい醸し出す雰囲気といい、あまりにかっこよくてお洒落でエレガントでため息が震え出た。会場が一気にYOUTEEさんの空気になってた。

ところで一人いないな?と思ったら、YOUTEEさんの合図?でステージ袖からシャーッと登場したYU-KIさんずるすぎる。やってること凄いのにちょっとおもしろくて困る…なんて贅沢な帽子掛けなのか(※ブレイキン世界大会ベスト4選手)。

0:50〜ベンチの埃を払うTaichiさんと手のひらを擦り合わせるTETSUさん。メインで踊る人の傍での、こうした自然で何気ない仕草がわたしは大好物です。こんなんなんぼあってもいいですからね。おかげでグッと作品の世界に入り込めます。

1:10〜両サイドのTETSUさんとTaichiさん。金管のトリルってフットワークで視覚化できちゃうんだ、すげ〜〜〜面白〜〜!!と目をカッ開いてしまった。

1:27〜Ryo-spinさんのバク宙高っっっっか!!!!

1:30〜や2:00〜の、フットワークとパワームーブでステージをにぎやかに彩る紳士6人に、ブレイキンてこんなにお洒落で華やかでハッピーな見せ方もできるんだ…と感動しきりでした。

1:50〜フィナーレに向かって盛り上がる、跳ねるステップのユニゾン。この作品で一番印象に残ったシーンはここでした。YOUTEEさんの笑顔がとても良きです。左足で横に跳ねながら右膝で飾り入れてるの細やかで良いな。

そして何と言ってもHarukaさん!今回の衣装の感じだと、あまり踊らなそう…?と思ったら、YOUTEEさんとのペアダンスを中心に演技で楽しませてくれました。Harukaさんの衣装がケープだったのが大大大正解すぎる。ターンするとふわっと優雅にひらめいて素敵だった。

ジャジーな曲調と紳士淑女な世界観に、ブレイキンが鮮やかに織り交ざっていることがもうサプライズで。管楽器や鍵盤が陽気に跳ねる音がフットワークとパワームーブから鳴っているみたいに見えたのが新体験で感動しました。YOUTEEさんショーアップの匠すぎる…。

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CyberAgent Legit

youtu.be何やらKANATOさんだけ出身校の校風が特殊だった様子ですが…?

「(校長先生の)話に感動するから毎回楽しみでわくわくするんですよね」

「自分のオリジナルの気をつけとか決めさせられましたよね」

↑何気に作品の中身の伏線でしたね!

セルフで回転するFISHさんはこれ*4の演出…???

タイトルは「SUPER NICE SCHOOL」

youtu.be「校歌があるならなら『学校のダンス』もあったらいいのにな」というFISHさんの思いから、テーマは「学校のダンス」 対戦相手はaRB*5

チームカラー押せ押せの制服良い。TAKUMIさんのビジュが帝一の國みあってちょっとおもしろいの困る

youtu.beオープニング部分(?)の引きの強さがやばい。やってることは妙ちきりんでもTAKUMIさんが中心に立ってキメてくれればそれでもうLegitなんですよね。この瞬間、あっ 今日のLegitは考えたらアカンやつだ、身を委ねようって即座に気持ちを切り替えました。「挙手挙手挙手挙手手が止まらない」と、チャイム音にうんうんするKAI→さんの顔が笑い堪えるのしんどすぎた。

今日のLegitも、振りの質感の揃いっぷりがえげつなくて感動します。サビ(1:03〜1:18)で7人で固まって動くところとか、客席から見ててもとても壮快でした。

曲は校歌らしく二番構成っぽい?二番で大登場するena校長先生。「まだここからよ!!!」感がアガりました。校長をお辞儀して迎える生徒たち…笑 マーチングドラムのようなリズムにenaさんのパワフルなロッキンが超ハマってた。

そしてKANATOさんのアクロバットきた〜〜〜!!Legit高校はきっと文武両道だからアクロバットもできる!!!!!!(?????)

 

気持ちが途切れる隙が一切なく、ファニーでスキルフルで、振付も構成もストーリーも見やすく分かりやすい。今季のLegitは、ダンスを観る・踊る習慣のない人にも届く作品を作る力がズバ抜けてると思います。今作は一見するとギャグっぽさもある世界観だけど、Dリーグを未体験の人の入り口にもなれる作品だと思う。

大胆に振り切って「楽しい!!面白い!!」と手放しで楽しめる魅せ方もできれば、息を呑む繊細さとスキルで唸らせることもできる、Legitのそういう両面性が大好きです。

 

そしてaRBに見事勝利したLegit、このラウンドでCS進出が確定しました!!!!

20-21シーズンでは最下位、21-22シーズンでは0.5p差でCS進出を逃したLegitですが、堂々の暫定1位でCS進出!!!おめでとう!!!!!!

 

ひとつ気になってること。FISHさんがSPダンサーの出場権3回を使い切ってしまったから、今季はもう出場できないんですよね。てっきりCSまで温存するものと思ってました。CSでは白Legit無しということなんですかね…?それはそれで楽しみ!!!!!

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*1:【Dリーグ】ROUND.9 1st MATCH / Benefit one MONOLIZ - YouTube

テーマは「Butterfly」ゲストコレオグラファーMEDUSAさんをお迎え

*2:【Dリーグ】ROUND.1 2nd MATCH / SEPTENI RAPTURES - YouTube

*3:【Dリーグ】ROUND.9 5th MATCH / KADOKAWA DREAMS - YouTube

颯希(SATSUKI)さんクリエイション作品。テーマは「生きる」

*4:基本の動画カメラワーク【サークルショット】(旋回ショット) - YouTube

*5:【Dリーグ】ROUND.9 6th MATCH / avex ROYALBRATS - YouTube

FISHさんに掛けて「釣り」がモチーフの作品を用意してくれました!粋!!

D.LEAGUE 22-23 ROUND.8感想

2月8日に開催されたD.LEAGUE 22-23 ROUND.8

INFINITIES、アルトリ、KDの感想まとめです。

 

ROUND.8の結果はこちら

第一生命 D.LEAGUE 22-23 ​ROUND.8 結果 | D.LEAGUE(Dリーグ)

 

 

youtu.beテーマは「ライブ感」 ヒップホップチームからKOTAさん、MASSAさん、そしてブレイキンチームから6人というメンバー構成で参戦。

 

youtu.beこの感想を書く前にINFINITIESの作品を遡って見返してみました。漏れなく全部かっこいいんですけど、やっぱり今作が一番良くって一番好きだな〜〜〜〜!!!!と思えました。

わたしはINFINITIESの、こだわりと遊びが詰まった音のアプローチと、余裕感があり渋くてラフでかっこいいダンススタイルがとても好きです。構成や見せ方にも工夫を凝らすチームもいるなかで、INFINITIESは「ストリートダンス」の純度が抜群に高いように感じてます。ただこれまでの作品は、(Dリーグの枠の中では)構成の流れが起伏に乏しい印象がありました。「THEストリートダンス」なスタイルが一貫してる分、Dリーグのなかでは不器用な方なのかもしれないなと…(ド器用=aRBというイメージがあります)。でもそこが他チームとの明確な差異であり、チームの個性としても映っているからむしろ良い味なのかもなぁとも。

しかし今作は、スロースターターでエンジンを徐々に温めて、ラストに向けて加速、一気に走り抜けて、遊び疲れ果ててバタン!!みたいな構成でわかりやすかった。今までの作品のなかでも前のめりになって楽しめました!

まずスタートからいつもと違うんですよね、集合してカメラに向かってキメて、ここでもう期待感がグンと高まった。生バンドの音源も良い〜〜!!音がかっこいい!!

0:25〜でKOHE1さんとKODEE ONEさんがY-HIさんをどかして、2人が挑発しあうみたいに踊ってる後ろで6人がゆる〜くツーステップしてるところ好きです。

0:35〜デュオで踊って空間全体を見せるところ、ゴキゲンな空気感で好き。アルコール片手に体揺らしながらずっと眺めてたい。

1:01〜ギターの音に合わせて右脚を後ろへ回すSHOさん*1。体使いがサプライズすぎる…!股関節どうなってるの…

1:36~後方から迫ってくるKOHE1さんのソロ、無骨な感じの振りが音と合っててかっこいいよ〜〜!ここでラストへ向けて加速するのがテンション上がります。サスシンバルのシャーン!のラフな振りもかっこいい。

全体を通してKOTAさんMASSAさんコンビが、ファンキーなノリで流れをリードしていく姿が印象的でした。付き合いの長い仲間とふざけながら遊んでるみたいな表情と雰囲気もすごく良かった!

そして念願の初勝利!!!!!おめでとうございます!!!!!やった!!!!!!!

 

 

 

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LIFULL ALT-RHYTHM

www.instagram.comタイトルは「Shantay」SHOWに夢中になった一人の人間が、自分の殻を破り、憧れの世界へと足を踏み出していく物語(煽り映像のcalinさんのコメントより)

昨季にritual*2でSPダンサーと作品作りを務めた柿崎さんが、なんとSP DIRECTORとして参戦!

さらにVALUE*3でSPダンサーを務めた加賀谷さんも参戦!

さらにさらにMirror*4、ONE*5でSPダンサーを務めた碓井さんも参戦!

この日の対戦相手はRAISERZ*6。ラブレターの送り主(?)はアルトリのクランパーであるSu-yangさん。ズバリ縦読みで「大大大すき あいしてるよ」ド直球ストレートすぎて笑っちゃったよ…愛のアームスイングや…

 

youtu.beジェンダーレスな世界観、ドラァグクイーンに扮するメンバー、虹色の「Shantay」の題字。なんて巡り合わせだろうと思いました。当然、頭の片隅にあのニュース*7が浮かびました。私も当事者なものですから、胸を抉られた金曜夜、虚無感を引きずったまま土日を過ごしたのを覚えてます。だが負けへんぞちくしょう

でもわたしのセクシャリティがどうとか社会的な属性が何であるかとか、そういうものを脇に置いても、この作品はわたし(たち)のために踊ってくれていると勘違いしていいだろうかと、震えて鼻を啜りながら観てました。アルトリがわたしたちを応援してくれてる、味方でいようとしてくれている、Dリーグの枠を越えて社会にメッセージを伝えようとしてくれていると素直に思えてしまいました。アルトリがDリーグにいてくれてよかったと心の奥底から思えました。そう思えるだけのものを、このタイミングで届けてくれたことがただただ心強くて、幸せで、感謝しかありません。

 

パフォーマンスはダンスも然る事ながら、一瞬一瞬の所作が胸にくるものがありました。ゆっくり跪きながら加賀谷さんの胸にそっと手を当てるNikiさん、Su-yangさんに惹き寄せられる加賀谷さんの佇まい、駆け寄り手を差し伸べて加賀谷さんをステージへ迎える直也さん…。煌びやかなショーのなかに、こんなにも丁寧で繊細で、必然性のある瞬間が織り込まれているのが堪りません。そしてcalinさんがドラァグクイーンたちを率いるようにセンター位置で踊り、この作品の世界観を力強く引っ張ってくれました。

 

1:28〜亜彩実さんが繰り出すダンスがしなやか!柔軟!超絶ボディバランス!の三拍子揃ってて釘付けになった。

1:47〜加賀谷さんと碓井さんのペアダンス、碓井さんが加賀谷さんに思いっきり身を預けているはずなのに、碓井さんがリードしてるように見えるのが凄い…!ペアダンスの直前に後ろで直也さんSu-yangさんがジャンピング両手タッチしてるのかわいい…

2:09〜Su-yangさんのソロ、体の軌道がなんて美しいのか…!そして照明がとてもドラマチック。人が運命的なものに出会う瞬間を目撃してしまったみたいで、見返すたびにいつもここで涙ぐんでしまう。ここからラストに向けて熱が高まっていくのがまた堪らない。

2:41〜台をいそいそ移動させるSu-yangさんがかわいくてツボです…(ダンス関係ない)。

2:49〜そして加賀谷さんのタップで感極まってしまう…。長い間ずっと内に閉じ込めてきたものを外へ曝け出そうとする瞬間の、緊張で速まる鼓動とか、やっと解放できる喜びとか、胸の高鳴りとか、まぜこぜな感情が全部このステップの躍動に込められていたようにわたしには聴こえました。Shantayの楽曲だけ聴いたときは、わたしはいつもここで暗い階段を駆け上がる姿が思い浮かびます。上りきった先にある扉をバッと開け放つイメージ。雲間から光が差し込むような照明も素敵!

3:08〜Dリーグの規定に反するでしょうけど、金の紙吹雪をめいっぱい散らしてやりたくて仕方ないですこの瞬間!!!!己を解き放った加賀谷さんを、驚きと歓喜をもって迎えるように囲み舞い踊る7人が、生き生きと多幸感に満ちていてすごくすごく良かった。

 

これは100%勝手な想像ですが、日本ではまだまだセンシティブに扱われがちな「ジェンダー」というテーマを掲げることや、ドラァグクイーンを演じることに、個々人に少なからず葛藤はあったと思うのです。踊るよりももっと前の段階で、この作品のために心を砕き、尽くしてくれた時間がきっとあったのだろうなと。

メンバーのインタビュー動画*8などを見ていると、多様性とは何か、ダンスで何を発信すべきなのか、本人達も答え探しの旅をしながら活動しているのだろうと、わたしには見て取れました。その旅をこれからも見守りたいし、わたしも一緒に考えたい。わたし自身もまだまだ不勉強で、想像の及ばないことがありすぎる。アルトリがDリーグのチームである以上、勝敗に拘らなければなりません。でも勝敗には縛られない、勝敗では語れない価値と可能性がアルトリにはあると、わたしは信じています。21-22シーズンからわたしなりにチームを見つめてきて、自然とそう信じることができています。その想いが一層強くなったラウンドでした。

 

BTSはこちら↓

【Behind the scenes】ROUND.8 D.LEAGUE 22-23|LIFULL ALT-RHYTHM - YouTube

 

ヘアメイクさん、スタイリストさんのコメントはこちら↓

https://www.instagram.com/p/Co65OHvyKmt/

https://www.instagram.com/p/Co65nrZSUux/

 

曲も超超超最高で天才で最高でした!!!!!!

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youtu.beこの日の対戦相手はI'moon*9。女性チームのI'moonに対し、同じく女性メンバーで挑んだKD。女性メンバー作品は開幕シーズンぶりで*10、とってもとっても楽しみにしてました!

さっそく衣装が良い!!!!深いグリーンのシャツにゴールドのタイをクロスさせて、色使いもあしらいもセンスが素敵。踊る前からもう最高です。大胆に引いたターコイズブルーのリップもみんな似合ってて素敵だ…来世はターコイズブルーのリップが似合う女になりたい。

youtu.beしなやかでチャーミングでおしゃれでエネルギッシュでありながら、情熱とか気迫とか芯の強さとか、そういうハードなものが彼女たちの地盤にしかとあることが滲み出てた。KD女子頼もしい…!強い…!好き…!とひしひし感じた作品でした。表情がクールとハッピーを行き来してて、そのメリハリにもグッときました。

特にステージの端から端への移動が、抜け感のある見せ場になってるところが良いなぁと思いました。

0:35〜スライドしながら下手に移動して、並んでビシッとポーズ決めて、7人が口ずさみながらLENAさんに目線を遣るところまでの流れとか、

1:35〜5人で歩いて下手の3人と合流→スキップしてセンターへ移動する流れとか。

そのあとのArohaさんのソロ、立ち位置が照明から外れてることに気づいて、ターンしながら移動したのがプロすぎて震えました…!!

今作は照明が効果抜群すぎて本っっっっっ当〜〜〜に素敵だった!

1:10〜暗がりのなかで見せるユニゾン、ここクールでシビれた。光が少ないと、瞳孔が開くことに応じて「見よう」という意識が強くなるとどこかで聞いたことがあります。目まぐるしく照明が変化してからの1:58〜では、空気を一変させるようにシンプルなライトを当てて、コントラストがくっきりした印象を残して終わったのがとてもかっこよかった。ここの全員が密になって胸を動かす振り(コブラというそうですね)が、小さな動きなのに、群れになって迫ってくるような気迫があってかっこいい。強い視線もかっこいい。

そして終わり方が入場シーンのラストとリンクしてましたね…!赤コーナー側のI'moonに挑発してるっぽくて良かった。

 

そして今作の楽曲タイトルの「♯5」は、20-21、21-22シーズンに在籍していたAKARiさんの背番号です。

20-21シーズン開幕前に手術をすることになり、半年間も出場することができなかったKISAさん。そんなKISAさんのそばにずっといてくれたのがAKARiさんだったそう。

 

KISAさんの復帰&Dリーグデビュー戦はこちら↓

【D.LEAGUE】ROUND.6 KADOKAWA DREAMS / Dai-ichi Life Ⅾ.LEAGUE 20-21 ROUND.6 - YouTube

AKARiさんのソロダンスはこちら↓

【ソロダンス】プロダンサー KADOKAWA DREAMS / AKARi - YouTube

 

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D.LEAGUE 22-23 ROUND.7「HANG OUT」だけの感想

1月25日に開催されたD.LEAGUE 22-23 ROUND.7。その感想をおしゃべり…するつもりだったのですが、今回はアルトリの作品「HANG OUT」についておしゃべりします。あれこれ考え出したら止まらない作品だったんです…!ダンスの話はほぼしてません。

 

ROUND7の結果はこちら。SWEEP勝利が5回も出るというSWEEP祭りなROUNDでした。

第一生命 D.LEAGUE 22-23 ​ROUND.7 結果 | D.LEAGUE(Dリーグ)

 

 

HANG OUT

Teaser

www.instagram.com最後に半世紀も時空を超えたのがあまりに唐突でちょっと笑ってしまいました。50年…!!ストリートスタイルがみんな似合っててかっこいい!calinさんのオーバーオール姿かわいすぎません??ちょっとトガってた頃の、違う世界線のアルトリって感じで楽しめました。そしてSPダンサーはROUND.3*1で回り続けたAichiさん!

アルトリラブレター

恒例のアルトリラブレター!aRBの今季の作品であるWhatchagonna do?、ストレズ*2、Foppery*3を織り交ぜたラブレターでした。今思えば前文をWhatchagonna do?でビシッと締めていたのは、作品の内容への伏線だったとも取れるかも…??

 

そしてaRBからのお返事!そのままデジタルサイネージ広告に使えそうなくらいスマートでおしゃれだ〜!こちらはDANCE‼︎!*4、News*5、culture*6Fate*7、Latidos del corazón*8と、アルトリの楽曲のタイトルをもりもりに盛り込んでくれました。

 

本番

youtu.be入場でまずびっくり。50年後とはそういうことだったか…!みんなおじいちゃんになってもうた!!名前のテロップに合わせてケリーさんがコールしてくれても、「そ そうなんだ…?」と半信半疑になりながらおじいちゃん達を見守るしかなく。でもSu-yangさんだけはご本人とマスクの髪型が似ているせいか「あ…Su-yangさんだ」とスッと受け入れられました。

正直に感想を言ってしまうと、初見はとにかく「不気味」「シュール」という感触でしかわたしは受け取れませんでした。1:50〜全員が正面向いてこっちへやってくるところで既に「不気味」がピークになってしまい…。表情の無いマスクを被っているのと陽気な楽曲とのギャップで、終始もぞもぞした気持ちで観てました。

でも何度か見返して、マスクも見慣れて「不気味」が薄れてきた頃に、自分なりの見方や考えが浮かび上がってきました。それを書いてみようと思います。

aRBのオマージュだった?

youtu.beaRBが今季のROUND.2で踊った「Whatchagonna do?」は、おじいちゃん、おばあちゃんの動きや仕草を題材にした作品でした。SNSでの反応を眺めると、アルトリはこの作品をオマージュしたのではないか?という声や、aRBと比較した感想がよく見られました。

しかし実際のところは「おじいちゃん」テーマの作品を出すことはオフシーズン中に決定していたそうです。

しかしaRBがまさかのおじいちゃんネタを披露→騒然となるアルトリ。おじいちゃんされた!!どうする?!?→おじいちゃんマスクの製作も進行中→量さん「やるしかない」→RAPTURES戦に当てる予定を、敢えてaRB戦へ変更

…という経緯だったようです*9

どの対戦相手にHANG OUTを当てても、aRBと比較されるのは避けられなかったでしょう。きっと分かりながらも量さんは決断し、メンバーも覚悟のうえで踊りきったのではないかと今となっては思います。敢えてaRB戦に当てたことで観客に「オマージュ」という視点が加わってしまったのは、思わぬところに出た裏目だったのかもしれません。

Whatchagonna do?とHANG OUT、それぞれの老人像

Whatchagonna do?はaRBのメンバーがその人として年老いた姿で登場し、ご高齢でありながら現役ばりに元気に踊っているというギャップと、ドリフのコントのような仕草が盛り込んであったところがとってもファニーな作品でした。「かばおさんがおばあちゃんが大好き」であることがきっかけで作った作品だそう*10。「メンバーが老人役」であったことにポイントがあると思います。

 

対してHANG OUTは顔も体型も隠れた衣装なので誰が誰だかわかりません。「2分15秒ずっと誰が誰だかわからない作品」って結構な賭けだと思うんです…メンバーの個性が消えてるので作品の世界観は強固になりますが、ファンの満足度は下がります。だってそりゃ好きな人たちの顔を見たいじゃないですか…!!

マスクを被せたのは、おじいちゃんたちの表情を、見ている人の想像に委ねる意図があったようです*11。このことから、アルトリがDリーグのステージに立たせたかったのはメンバーではなくむしろ「老人(一般人)」だったのでは?という見方も浮かんできました。見ている人が自分の思う老人像を重ねられるように、衣装も白(ベージュ?)で統一して無個性にしたのではないかと。

 

“誰”のための作品だったのか?

アルトリのチーム紹介文にはこんな一文があります。

LIFULL ALT-RHYTHM【Dリーグ公式】

ファンや観客だけでなく、パフォーマンスを支える“あらゆる人”のために、活動するダンスチームです。

HANG OUTでAichiさんが車椅子に乗って登場したとき、わたしはSplendor*12視覚障害者を演じたIkumaさんを思い出していました。白杖を突いたIkumaさんが映ったとき、「“あらゆる人”とは、この社会に生きるすべての人のことか」とハッとしました。同時に、それまで「“あらゆる人”=健常者」と無意識に認識していた自分に気づき、何とも決まりの悪いのような気持ちも湧きました。

ではHANG OUTは強いて言えば“誰”のための作品だっただろう?と考えてみました。わたしは、「高齢者」ひいては「やがて老いるわたしたち」への作品のように感じました。「老い」は誰しもに必ず訪れるもので、視力が落ちる、耳が遠くなるといった障害を多かれ少なかれ抱えることでもあります。自力で歩行が困難になり、車椅子で生活する身体になるかもしれません。しかしどんな身体になっても、目的の有無にかかわらず集まれる場所があること、声を掛けてくれる仲間がいること、50年前の思い出を一緒に振り返ってくれる相手がいること…そんなゆるやかな繋がりがLIFEをFULLにしてくれるんだなと思えました。

「本当はまだ回れるんだろ?」との仲間からの誘いに、車椅子に乗るSpinboyは「もう昔の話さ」としんみり返します。しかし「みんな楽しみにしてるぜ。あとでサイファーでな!」と仲間は一方的に電話を切ったあたり、彼が回れるかどうかなんて本当はどうでもよくて、ただ仲間同士で集まりたかっただけなのかもしれませんね。このやり取りが一方的な感じもなんかお年寄りっぽいです(ど偏見)。あのおじいちゃんたちの思い出のなかでは、50年経てもなおSpinboyの勇姿は色褪せていないのでしょう。自分の活き活きとした姿が、何年経っても誰かの思い出に残ってくれてるというのは、とても有難いことで心の支えになります。

急に話が変わるんですけどわたしの家の近所には大きな川が流れていて、晴れた休日なんかには川辺でお年寄りの方たちが集まって体操をしたり、椅子と机を並べて将棋を指したりしてます。この間もその光景を見て、これもHANG OUTだなぁと思ったりしました。

 

最後に、直也リーダーおじいちゃんとファンサをもらって嬉しそうなメンバーがソーキュートでした…直也さんはいつ何時も世界観を貫いてて本当プロ!!

 

 

HANG OUTのダンスプラクティスはこちら

【Dance Practice】"HANG OUT" D.LEAGUE22-23 ROUND.7|LIFULL ALT-RHYTHM - YouTube

 

Behind the scenesはこちら

【Behind the scenes】ROUND.7 D.LEAGUE 22-23|LIFULL ALT-RHYTHM - YouTube

D.LEAGUE 22-23 ROUND.5感想

新年あけましておめでとうございます!!今年もできるだけ感想を残していこうと思います、よろしくお願いします。

2022年12月28日に開催されたROUND.5、8ROCKSとアルトリの感想をおしゃべりします。

 

ROUND.5の結果はこちら

第一生命 D.LEAGUE 22-23 ​ROUND.5 結果 | D.LEAGUE(Dリーグ)

 

 

KOSÉ 8ROCKS

youtu.be主役は2GOOさん。

全員揃って上下黒の衣装なんて、床の色と同化しない?大丈夫??と心配するも、全くもって杞憂でした。

youtu.be2022年12月28日のこの2分15秒間、地球上でいっっっっっちばんかっこよかったのは間違いなく8ROCKSです。叫びたくなるくらいかっこよかった………!!現地で目撃できた人が心底羨ましいです。

 

前半ではまさに陰影でシルエットを強調し、音楽はドラム音のみ。引き算の末に生まれた「シンプルイズ無敵」をぶつけられた感があってシビれた。スポットライトを使って瞬間を切り取ってたのがかっこよすぎて…!暗転→逆光を背に後半がスタートするとき、「来るぞ来るぞ…!」とワクワクする「間」があったのが最高だった。凝った演出というわけでもないシンプルな場面転換なのに、黒→白へ衣装も照明も対比させてきたのが効いて、期待がむちゃくちゃ煽られた。

・0:54〜でゆっくり寄るカメラ、ゆっくりのビートで一人踊るYOUTEEさん。ここがなんだか8ROCKSらしくないというか、新しさを予感させてくれてすごく好きです。1:00の体勢を崩す振りとか、YOUTEEさんだからより映えるやつだなぁと

・1:18でジャンプしてTaichiさんとYU-KIさん(たぶん)に空中サンドされる2GOOさん。初見では何が起きたかちょっと信じられなくて、何度も見返した今でもまだ信じられない…。

・1:54〜YOUTEEさんのステップとRenさんのフットワークのコンビネーションかっこいい!しかもあんな速いビートに合わせて前に後ろに移動しながらとは!

・2:02〜ソロでトーマスをしながらセンターへ移動するYU-KIさん、ぴょんぴょんとクイックに横移動してるけど腕2本で体重支えながら出来る動きではないのでは…?!上半身が下半身の仕事してる

・2:07〜ドラムロールに乗せたTaichiさんのバク転やば…!!打点高っか〜〜!!空中で何回捻った??!?ドリルみたいな勢いで回っててびっくりした

・2GOOさんで始まり、ラストも2GOOさんで締めたのがかっこよかった!

 

ジャッジ結果発表後の2GOOさんのコメントによると、今作は元々はチャンピオンシップで踊る予定だったそう。そして伝えたかったことは「『凄いからかっこいい』じゃなくて、『かっこいいから凄い』」シルエットをしっかり見せること、音の取り方、ゆっくりしたビートで踏むフットワークなどで「かっこいいブレイキン」を伝えたかったと。

私個人の話をしてしまうと、それまでブレイキンに全く触れたことがなかったので20-21シーズンでの8ROCKSのことは「凄い!」と驚くことしかできませんでした。ひどいことにルーティーンを見たときなんかは「わ〜〜あぶない!!あぶ…っ ぁあ〜〜〜やめなよあぶないよ!!」とハラハラしながら子を見守る親みたいな反応しかできず。人間離れした技の数々に圧倒されっぱなしで、「ダンス」として受け止められていたかは非常に怪しいもんです。でもROUNDを重ねるごとに段々と目が慣れてきて、音へのアプローチやシルエットを観察する余裕が生まれてきたからか、ROUND.11あたり(遅い…苦笑)から、本当〜〜に何とな〜〜くではあるけれど「かっこいい!」とピンとくることが増えてきました。シーズンが終わってROUND.1から作品を見返してみると、「かっこいい!」をたくさん発見できました。8ROCKSに「ブレイキンを楽しめる目と感性」を育ててもらえたのだと思います。そして今も現在進行形で育ててもらってます。

8ROCKS今日もかっこよかったよ!!!!超絶シブいかっこよさをありがとう!!!!!

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LIFULL ALT-RHYTHM

恒例のアルトリラブレター。今ROUNDの作品タイトルである「VALUE (価値)」も絡めたメッセージなのが良いなぁ。

 

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今回はなんと3名のSPダンサーを起用。御三方の紹介コメントはこちら↓

LIFULL ALT-RHYTHM (ライフル アルトリズム ) on Twitter: "SP DANCER 『加賀谷 一肇』について、野口量からの紹介コメントです!! #Dリーグ #アルトリ https://t.co/Htvqy3OVKN" / Twitter

LIFULL ALT-RHYTHM (ライフル アルトリズム ) on Twitter: "SP DANCER 『皆川 まゆむ』について、井田亜彩実からの紹介コメントです!! #Dリーグ #アルトリ https://t.co/vB3agRYmiS" / Twitter

LIFULL ALT-RHYTHM (ライフル アルトリズム ) on Twitter: "SP DANCER 『刈谷 円香』について、森井 淳からの紹介コメントです!! #Dリーグ #アルトリ https://t.co/0DtUGOAXKO" / Twitter

 

youtu.be↑ サ ム ネ が 天 才 。アルトリカレンダー(発売未定)に絶対絶対このカットを入れてくださいお願いします!!

ただただ、息を呑みました。コンテンポラリーを主軸に活躍されてきた淳さんと亜彩実さんが、いよいよ満を持してDリーグにコンテンポラリー作品をぶつけてきた!しかもSPダンサーも引き連れて!というワクワク感もあり。

男性の声で朗読されている詩が、ティザーで詠まれていたものと同じであることに驚いた。“The world has finally recognized you” (「世界がやっと君に気づいた」)の一節のあと、曲が展開するタイミングでテロップ表示された「STEPS」の楽曲タイトル。この瞬間にゾワっとした。映画の冒頭の導入部分で興味を惹きつけられて、タイトルがドン!!と映り、これから始まる物語に入り込んでいくあの感覚に近かった。

 

冒頭の刈谷さんをはじめ、SPダンサーの御三方と亜彩実さんの一挙手一投足が放つオーラ、説得力が物凄い。この作品においては、観客の潜めた息=歓声であり喝采だったと思う。

白と黒の衣装に分かれた6人と、その間に居るまゆむさん。「VALUE(価値)」と結びつけて考えると、「白黒」からは「良し悪し」「優劣」「賛否」「好き嫌い」といった評価軸が頭に浮かびました。近年は「共感できるか否か」も評価軸にされがちのように感じます。こうした評価軸が白と黒の6人に重なったのはなぜかと考えると、わかりやすくて単純な2軸で物事が評され断ぜられることに、私自身が窮屈さと限界を覚えることが増えたからだと思います。こんな風に自分の意識下にあるものを投影してしまうことが、アルトリの作品を見ているとときどき起こる。

机は舞台装置の役目もありながら「ケンジ、ミスズ、ゴッホ…」らに限らず歴史上のあらゆる作り手のあらゆる作品を価値付けする俎上のようにも映ります。白と黒の間に割り入ったまゆむさんは、スッと立ったり、倒れたり、揺らいだり。

7人は手や体同士が触れあったり、リフトしたり、向かい合って視線を交わす瞬間もある。だけど表情は誰一人心を開いていなくて、それでいていつどの瞬間もうっとりするほど流麗な動作で魅せてくるから、相反する成分を同時にぶつけられてるみたいで何とも言えない不思議な感覚に襲われた。

 

そして配信ではダンスを重視したカメラ割りだったのでしょう、最初と最後しか映らなかったAngeloさん。Angeloさんいるアングルで観ると、作品の印象がかなり変わりました。

youtu.be Angeloさんは観客に対する語り手であり、ステージ上で展開される物語(歴史上で生み出されてきた表現が批評と解釈を重ねて価値付けされ、時代の流れとともにその価値が揺れ動く様、のように私には映りました)を冷静に客観視する観察者のようでした。「踊る」以前にただ「居る」ことの持つ力と、その強さを感じました。

そして草間小鳥子さんの詩は確実にこの作品の核でした。

21-22シーズンの「ONE」のティザー*1を見たときから、草間さんの詩の朗読で踊るアルトリをいつか見てみたいと思っていたんですが、早くも叶って嬉しかった。note.com

わたしの表現はわたしだけのもの

時にあなたのためのものとなるが

あなたたちのものだったことは一度もない

創作者としての尊厳が滲み出ていて胸を打たれた一節でした。

アルトリって「ファンや観客だけでなく、パフォーマンスを支える“あらゆる人”のために活動するダンスチーム*2」ではありますが、実際のところ「誰かのために!」というガツガツした押し付けがましさのような類いは、チームの作品や活動からも、メンバーの立ち居振る舞いからも臭ったことが全然ないんですよね。だからか、チームの根っこにこの精神があるのかなぁと思ったりもしました。

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D.LEAGUE 22-23 ROUND.4感想

ROUND.3から1ヶ月以上の間が空いて12月14日に開催されたROUND.4。Dリーグ3シーズン目にして、このラウンドからやっと!めでたく!観客の声援が解禁されました!!

今回もですがLegit、8ROCKS、アルトリの感想をおしゃべりします。私はこの3チームへの熱量が高めなので、今後もこの3チームを中心に感想を書くと思います。よろしくお願いします。

 

ROUND.4の結果はこちら

第一生命 D.LEAGUE 22-23 ​ROUND.4 結果 | D.LEAGUE(Dリーグ)

 

 

LIFULL ALT-RHYTHM

youtu.beROUND.3終了時点でランキング1位のLegit、2位のアルトリによる首位争い対決!

 

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テーマは「ZONE」主役はKarimさん。

ティザーからはアスリート、ランナーなKarimさんをイメージしましたが果たして…

 

youtu.be戦隊モノの決めポーズみたいでなんてかっこいいサムネ…!!!Su-yangさんの絵力の強さ!

初見では「なんだこれ...なんだこれ....えっ おわ 終わった...?!」と笑いながら観てしまいました。「?」が次々浮かんでしまって、物語とダンスに入り込めなかった。けれど繰り返し観ていくうちにKarimさんとNikiさんの関係性や、背景パネルが作り上げる空間などがだんだん見えるようになっていき、噛めば噛むほど発見があって味の増す作品でした。Nikiさんのパワフルで重量感のあるダンスがかっこいい...!

パネル使いがとにかく巧み!背景、囲い、奥行きや緊迫感の演出、場面転換などなど役割が変化するのが面白い。それも一糸乱れずパネルを捌ききってて感動する。

Su-yangさんが一瞬だけ顔を出し(煙を燻らせて闘気?を演出する芸の細かさ!)、KarimさんからSu-yangさんへ瞬時に入れ替わる場面転換はあまりに鮮やかで驚いた。直也さんのアクロバットのカメラワークが完璧。淳さんが黒子としてリフトすることでカリムさんを宙に浮かせる見せ方はなるほど〜!でした。

 

「これはダンスなの?」と初見では素直に思ってしまいましたが、そんな実験的とも言えるような作品をDリーグに投げかけて、ダンスの持つ可能性を提示しながら、Dリーグ全体の作品性の裾野を広げていくのはアルトリにしか出来ないのかも、とも思いました。Karimさんの話す「ジャンルはLIFULL ALT-RHYTHM」とは、ダンスの表現はもちろん、アルトリがDリーグの内外で試みようとしていることとか、それらまるごとを表してるのかな、と。

空間芸術のような今回のスタイルの作品が、この先磨かれて進化して、ラウンドで勝利できる日が来たらと想像したらワクワクします。「これはダンスなの?」だった私の受け取り方も、そのときはどう変化してるか楽しみです。

それにしてもアルトリって何にでも変身できてしまうのが凄い。プロゲーマー、ゲームキャラ(アバター?)、新聞*1、髪の毛*2、鏡の精*3...実体霊体二次元三次元問わず何にでもなれてしまう。ティザー映像からは、Karimさんはスポーツはスポーツでもeスポーツの方のアスリートだとは予想できなかった笑

ジャケットがゲームのパッケージデザインみたいで良きです!

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CyberAgent Legit

なんとラブレターを返信してくれたLegit。この地獄さんを見ていると何とも言えない気持ちになります。どんなシチュエーションに置かれてるときの表情なんだろうこれ…

 

youtu.beなんと今回のティザーは全3パートあります。ティザーが前日譚でパフォーマンスが本編というストーリー仕立て。

youtu.beディレクターのFISHBOYさんがSPダンサーとして参戦。enaさんだけ名刺を忘れたのも何気に伏線でした。

youtu.beストーリーは超シュールなのにダンスはずっっっとかっこよくって、そのギャップがめちゃくちゃズルい!!!笑

名前の持つ語感とリズムに着目したFISHさんのセンスに驚かされました。でも個人的にとても親近感の湧いてしまうテーマです。歴史の人物名や地名を暗記するときに、リズムやアクセントを付けて声に出して覚えていたので。Legitは些細なきっかけでも何だってダンスにしてしまうんだなと思い知りました。元素記号周期表の語呂合わせとかでも踊れそう。

ちょっとツボポイントが多すぎて文章にまとめづらかったので箇条書きで。

・一郎さんの名刺の長さに驚愕する地獄(Jackson)さんのチャップリンみたいな表情が…!笑

・何気にFISHさんが主役かつソロパートでしっかり踊ったのを見れたのは今回が初めてな気が。

・「一郎です」と「Jacksonです」の瞬間にピンスポ当てるの勘弁してほしいwww

・0:55の「Ah〜」で体が伸び〜るところ好きです。

・Jacksonさんのターンでは8人がキリッとした雰囲気に切り替わるの良い!

・1:29〜Jacksonさんオンステージが純粋にかっこいい…!Jacksonさんもとい地獄さんはダンススキルは言うまでもなく、演技力の高さもDリーガー屈指のように思います。ソロパフォーマンスでめちゃくちゃ光る。

・1:43〜KANATOさんの目を見張る跳躍!!

・終盤はステージの手前から奥、端から端までめいっぱい移動してて見応えあった!

 

ハッとしたんですが、FISHさんはSPダンサーとして既に2回も出場してしまったので、今シーズンはあと一回しか出場権が残ってないですね。再登場するならチャンピオンシップか…??

歌詞はぜひとも必見です。わたしは初見でツボって涙出ました。

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KOSÉ 8ROCKS

youtu.beこの日大注目の激熱マッチング、8ROCKS vsINFINITIESのブレイキンチーム対決!楽しみに待ってましたよこの時を!なんならシーズン開幕前から心待ちにしてました。

主役はCOCOAさんとYU-KIさん。

YU-KIさんは11月12日にニューヨークで開催されたブレイキンの世界大会Red Bull BC Oneの World Finalにワイルドカード枠で招待され、見事ベスト4の成績を収めています。*4

youtu.be作品のテーマは「TRIBE」ラフなヘアセットのメンズかっこいいよ!!

youtu.beもう圧巻…圧巻ですわ…

YU-KIさんとCOCOAさんの剛柔の対比が光ってた!

まず序盤の、アフリカンなドラム音に合わせたフットワークで魅せてくる6人の技量の高さに震えました。あのテンポでこの強く細かい足捌きを、しかも裸足で!!

そして立て続けにフリーズ技を決めていくCOCOAさんの身のこなしの美しさったら!続いて安定の打点の高さで捻りを加えながらバク宙を決めるTaichiさん。

うわっCOCOAさん型抜きする んだ…しつつ開脚…?!と驚く間も与えず、威厳ある音楽とともに下からググッ…とせり上がって姿を現したYU-KIさん…!昨季でもYU-KIさんによる上水平での階段下り*5がありましたが、今回はなんと螺旋階段バージョン。上段の土台をしているのが長身のTETSUさんとYOUTEEさんですから、結構な高さのはず…しかもYU-KIさんを肩だけで支えながら移動までしてしまうとは。まだ1分も経ってないのにびっくりが追いつかない。

そしてこの日一番胸を鷲掴まれた瞬間が、1:22でバク転から体を捻って着地するYU-KIさん。ここ何回見ても感動する…。手のひらがしっかりフロアを掴んで、肘が膝みたいに着地の衝撃をやわらげていて、ここまで肉体を鍛え操れるようになるまで、どれだけの練習を積んできたんだろうかとつい思い巡らせてしまい、うるっと来てしまう。このYU-KIさんをじっくり見せてくれる「間」がすごく良かった、歓声も拍手もそら沸くし浴びせたくなる。カメラの画角もバッチリ良かった。

過去のショーで、ラストに仲間の手から飛び降りて地面に刺さってきたYU-KIさん*6が、この日はバク転しながら仲間の形作る玉座に着いたのがとにかく胸熱でした…地と空を制した王者…

YU-KIさん大活躍はもちろん、COCOAさんの魅力を発見できたのも嬉しかった。柔軟性、表現力と持ち味が爆発してて、COCOAさんがSPダンサーしてた。視線の強さに痺れたし、役に入り込んでるような集中力の高さが画面越しに伝わってきました。COCOAさんにこれからどんな見せ場があるのか楽しみです!

そしてYU-KIさんはMVDを受賞!おめでとうございます!!!!!!

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D.LEAGUE 22-23 ROUND.3感想

11月2日に開催されたROUND.3。東京ガーデンシアターで観戦してきました。

今回はLegit、8ROCKS、アルトリの感想をおしゃべりします。

ROUND.3の結果はこちら↓

https://home.dleague.co.jp/games/season/22-23/round3/result/

 

 
 
 
 
 
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www.instagram.comしっかりスタンバってたのにカフェオレマンの扱いがあんまりじゃないすか…!でもこの残念さに不思議と心を掴まれました。単発キャラで終わらず再登場してほしいです。

ファニーなエンタメで魅せたROUND.1の白Legit、シリアスで重厚感のある世界観のROUND.2黒Legit。次なるLegitは白でも黒でもカフェオレでもなく、全員の良さをいっぱい詰め込んだフルーツポンチ。肉体をフルパワーに駆使して踊るRAISERZに対し、「頭からつま先まで全身を使って真面目に踊る」をテーマに掲げてきました。

youtu.be

まさにフルーツポンチさながら、個々の色と魅力が強炭酸ばりにハジけてたショーでした!

ハットを被ったのはenaさんのアイデアだそう。ハットのおかげで序盤のポップの振りがとても揃って見えて、見栄えの良さが大優勝してた!ステージから離れたバルコニー席からでも、ポッパー組(TAKUMIさん、地獄さん、KANATOさん)のヒットの強さがマジでおばけだと分かり大興奮でした...!今回はポップ中心で行くのか?と思いきや予想が裏切られ曲調が変わり、ハットが放られた瞬間のワクワク感といったら!

 

そして悠々と人波を割って歩んでくるenaさんのかますロック。ここ応援フラッグをへし折りそうになるくらい好きです。enaさんがセンターに立つと一気に「陽」のエネルギーで空気が満ちるんですよね、口角が持ち上がっちゃうんですよ…!

 
地獄さん、1:32〜TAKUMIさんKANATOさんの間で踊るときと、1:45〜AYUNAさんKotoriさんの間とでは、出力チャンネルを切り替えたようにニュアンスが変わって、うわ〜〜!となった。
1:55〜背中を反るKotoriさんたち、まだいく?まだいく?!!と期待を煽ってくる感じが最高...!
 
どの瞬間を切り取ってもシルエットがかっこよく決まってて、構成の流れも鮮やかで、何度見返しても楽しい気持ちいい。
あとやっぱりKANATOさんは身体能力が高そうなので、SHOSEIさんと組んだときに面白いことになりそうだな〜とワクワクしてます。
 
今までのLegitは、その作品で主役になるメンバーの得意ジャンルに他のメンバーが寄せて踊ることが多いイメージがありました。でも今回は一人一人の得意なスタイルを全部詰め込んだ挑戦作。バラバラなスタイルを鮮やかにまとめあげて、見事勝利を掴めたのがとてもとても嬉しい...!
 
そしてenaさんはこのROUNDで初めてMVDに選ばれました!おめでとうございます!!!!!

サプライズしがいのあるナイスリアクションをくれたenaさん

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ブレイキン世界チャンピオンのShigekix*1さんをSPダンサーに迎えた注目戦!

ちなみに姉のAYANEさんは20-21シーズンの8ROCKSメンバーで、唯一の会社員兼Dリーガーとして活躍されてました。

youtu.be21-22シーズンROUND.1の8ROCKSのパフォーマンスをケリーさんと解析

youtu.be Legitの地獄さんとの対談。Dリーガーのオドリバはとてもとても良い企画だったので復活してほしいなぁ。

 

youtu.be

動画を一時停止したようなポーズから「make some noise!」を合図に再生をタップしたみたいに、Ryo-spinと一緒にフロアムーブに入るTETSUさんとRENさん。はいもうかっこいい〜〜〜かっこいいが来るのが速い…!!

そして0:50〜Shigekixさん圧巻のソロムーブ!!!なんかもう………すごい……「すごい」「かっこいい」以外の語彙が世界から消え失せる………よく見ると床に手を着くタイミングを曲の拍に合わせてますね、安定感と気持ちよさを感じるのはそれでかな…

1:05〜HarukaさんとNaoさん、息ピッタリの知恵の輪のようなルーティーン。「どないなっとんねん…」てつい口から漏れる。普段どうやってこんなアイデアを考えてるんだろう。

1:12〜、1:19〜の脚が波打つようなムーブ、ここす〜〜〜〜ごい好きです。友達がやってたら「お願いもっかいやって!」ってしつこくリクエストしたいくらい好き。ボーカルにノった曲線的な動きがおしゃれ!!

1:27〜のRENさん、ここやばい。エアチェアキープしながら音に合わせたクリアな足捌き→一回跳ねて、肘で綺麗に着地。やべ〜〜!って何度見ても笑いが出ます。

そして1:35〜曲がラテンブレイクビーツに。これまでの8ROCKSには珍しいようなおしゃれなペアダンスから、YOUTEEさんを先頭にトップロック。ここのノってるYOUTEEさん良い、すごく良い。ラストは放られたShigekixさんがガッツリパワームーブを決めて、フリーズで締め。

トップロックとフロアムーブをベースにしてShigekixさんのパワームーブをアクセントにしたような構成が、これはまた新しい8ROCKSだ〜!とワクワクしました。ゴリゴリでスキルフルなブレイキンとは違った、音にノったなめらかさのあるブレイキン。8ROCKSとブレイキンの新たな一面を知れたショーでした!

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テーマは「LOOP」

この日の対戦相手である8ROCKSの「8」は、「ステージ上の8人」のほか「∞(無限)の可能性」の意味合いも込めたチーム名だそうなので、「∞」と「LOOP」に繋がりを感じてしまいました。

そしてすっかり恒例になったアルトリラブレター。今ではラウンド前の楽しみの一つです。

youtu.be

SPダンサーの起用は事前に発表されていたものの、一体誰なのかは明かされないまま迎えた本番。

まず入場の時点で度肝を抜かれた。目元を隠し髪も肌も白塗りにして「個」を完全に抹消したメンバーの姿。この世界には住んでいない別次元の存在*2が明確な目的を持ってここに降りてきたように私には映ってしまって、リアルに体が震えました。

そしてベールを脱いだSPダンサーは、なんとヘッドスピンのギネス世界記録保持者であるAichiさん*3!まさに対8ROCKS仕様…!

 

AichiさんはSP(SPecialでもありSPin)ダンサーでありながら黒子に徹したとも言えます。2分15秒を、なんと回り続けるとは。フォルムが変化しながら止まることなく回転するオブジェとでもいうような、永久機関を思わせるような装置だった…。回ると螺旋の形になる衣装も凄い!

そして7人のアルトリメンバーはもはや7体と数えたいくらい、地球とは別次元の、異なる文化圏で進化を遂げた生命体がここにいる…!と怖気がした。Aichiさんの回転を動力に動く生命体、みたいな。とくに1:36の、蛍光灯がチカチカしたような照明を受けながら全員が小刻みに揺れるところ、客席のどよめきが凄かったです。無理もない、あんなの目撃したら声が出ずにいられない。

白塗りの体からは、人間よりも高次の存在らしさを感じた。 序盤の亜彩実さんのゆったりとしなやかな動きも、中盤の直也さんのアクロバットも、お二人の鍛え磨かれた動作の美しさが却って「人間離れ」を際立たせてるように感じて、むしろ不気味ですらあったのが不思議な感覚だった。

体格と踊りから誰が誰かは確信を持って判別できたので「アルトリのショー」として意識しながらやっと観れてたけど、あの異質な存在感に私は完全に当てられてしまって、客席に「いる」だけで精一杯でした。あんな感覚は生きてて初めてでした。何やら恐ろしくとんでもないものを目撃した、という衝撃が大きすぎて。私が小学生だったらこの日の夜は絶対眠れてなかったと思う。大人で助かった。会場を出ても体の震えが治まらず、足もブルブルだったのでゆっくり慎重に階段を下りてガーデンシアターを出ました。8ROCKSが後攻だったらテンション上がって震え止まってただろうな…

 

それと映像に残らなかった部分の話も少し。アルトリの入場が終わってステージが暗転しても、世界観を守るためか、メンバー全員とも鏡を抱えて視線はまっすぐ前を向いた体勢のまま、一定の歩調を保って舞台袖にハケていったんです。あの瞬間も人間らしさを消していたことにプロ意識が見えました。

エンディングで各チームのリーダーがステージに集合したときも、直也さんは手を組んだりはせずに両腕は脇に下ろして、顔を動かさずまっすぐ前を向き続けてた。客席に手を振ったり笑ったりもしてませんでした。最後まであの世界観を守っててかっこよかった。お見送りではメンバー全員マスクを外して、笑顔で手を振ってくれてたよ!!!!

 

インスタの解説も大ボリュームで読み応えありです。Aichiさんの衣装の柄と生地が何を起源にどんな過程を経て生まれた素材なのかとても気になる…

スタイリストさんのコメント

https://www.instagram.com/p/Cksb_taSRXM/

https://www.instagram.com/p/CkvLWSyS__m/

ヘアメイクさんのコメント

https://www.instagram.com/p/CkxszS5SXNK/

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ROUND.3から1ヶ月半空いて、今日が待ちに待ったROUND.4!

わたしが…というかファン全員が注目してるであろうカードは、何と言っても8ROCKS vsINFINITIESのブレイキン対決!INFINITIESの参戦が決まったときからこの対決が楽しみでなりませんでした…!

そしてランキング1位、2位のチームで首位の座を賭けて戦うLegit vsアルトリも楽しみ!

Dリーガーの皆さんが絶好調にステージで暴れられますように!!!!

*1:BBOY SHIGEKIX OFFICIAL WEB SITE

*2:頭にパッと浮かんだのは宝石の国の月人、BLEACH破面炎炎ノ消防隊の伝導者と白装束です

*3:大野愛地/AichiOno 公式ウェブサイト